日本語の人称代名詞>三人称

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三人称(他称)

会話の当事者以外(第三者)を指す代名詞。第三人称。他称。

《三人称の例》

かれ(彼)
あれ。あのもの。古くは人をも人以外のものをもさした。人の場合、男女ともにさした。

かのじょ(彼女)
(欧語の三人称女性代名詞の訳語「彼女(かのおんな)」から)
あの女。その女。この女。

やつ(奴)
卑しめていうとき、また親しみを込めて無遠慮にいうときに用いる三人称。
複数形は「奴等(やつら)」「奴原・奴儕(やつばら)」。

あやつ(彼奴)
第三者をののしっていう語。あのやつ。あいつ。

あいつ(彼奴) (アヤツの転)
人を軽侮して、または無遠慮にいう時に使う三人称。あのやつ。あの者。また、「あれ」のぞんざいな言い方。

きゃつ(彼奴) (カ(彼)ヤツ(奴)の転)
敬意の極めて薄い他称。第三者を軽んじて、また友人に親しみをこめたりふざけたりして呼ぶ語。あいつ。

そやつ(其奴)
人をののしっていう呼称。

そいつ(其奴) (ソヤツの転)
人を軽侮して、または無遠慮に呼ぶ語。その野郎。そのやつ。また、「それ」のぞんざいな言い方。

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参考文献:『広辞苑 第五版』『新明解国語辞典 第五版』『類語選びの辞典』ほか。