日本語の人称代名詞>不定称

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不定称

不特定または未定の人を指す代名詞。

《不定称の例》

たれ(誰)
はっきりとは知らない人、また名を知らない人を指したり問うたりするのに使う古語。
近世からしだいに「だれ」が一般的となり、現代では文語脈の中に残る。 どの人。どんな人。
た(誰)
不定称。「たれ」に同じ。
だれ(誰)
(タレの転)
江戸時代以後生じた形で、現在は「たれ」よりも一般的な不定称。
名を知らない人、または、その人とはっきりわからない人。または自分以外の不特定の人。
どなた(何方)
(もと、「どの方角」の意)
「だれ」の尊敬語。どちらさま。
どいつ(何奴)
ぞんざいな言い回しの不定称。なにやつ。どのやつ。どやつ。どれ。
それがし(某)
確実な名前がわからない、または名前をあげることができない人・物事を指す代名詞。
なにがし。だれそれ。なになに。某(ぼう)。
転じてへりくだった一人称にも用いる。
なにがし(某・何某)
人または物事・場所などの名および数量がはっきりしないか、または、わざとぼんやりという時に用いる語。

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参考文献:『広辞苑 第五版』『新明解国語辞典 第五版』『類語選びの辞典』ほか